地方交流レース
交流レースについて
日本の競馬は日本中央競馬(JRA)が主催する中央競馬と、県または政令指定都市が主催する地方競馬に分けられます。
両者は別々に運営されているものの、交流レースの実施や馬券の相互発売などを通じて連携を強めているため、馬柱をより精細に読み解くためには地方競馬に関する知識も必要となります。
地方競馬を知る
地方競馬
公営競馬ともいい、17競馬場で実施されています。
地方競馬に連合組織として地方競馬全国協会があり、中央競馬にはないナイター競馬などを実施しています。
交流レース
地方と中央の相互交流は1995年からスタートし、地方競馬で実施されるものと、中央競馬で実施されるものとに分けられます。
JRA認定競走
JRAが賞金を補助するレースで、勝ち馬はJRAの特別指定交流競走に出走できます。
JRAへ転厩する場合は認定馬房を呼ばれる専用馬房が使用できるなど優遇措置があります。
指定交流競走(地方)
地方競馬においてJRA所属馬が出走できるレースです。
出走条件は各競馬場によって違いがあります。
指定交流競走(中央)
地方競馬所属馬が出走できるJRAのレースで指定競走と特別指定競走の2種類があります。
平場戦はほとんどが指定競走、特別レースと重賞はほとんどが特別指定競走として実施されています。
指定競走(指定)
地方競馬に所属する競走馬が出走でき、地方競馬所属騎手が騎乗できるレースのうち、一部条件クラスの特別指定競走をのぞくレースのことです。
G1レースとそのステップレース、ダート重賞競走、オープン特別として指定競走です。
特別指定競走
JRA2歳認定競走、または一定の地方競馬にレースで1着になった地方所属馬が出走でき、
地方競馬所属騎手が騎乗できます。
ダートグレード競走
指定交流レースに一種。
ダート格付け委員会が認定したダートの重賞競走。中央・地方所属のどちらも出走でき
ダート最強馬が集まります。
歴史の浅いレースもあり、年によって条件変更があるのでご注意ください。